河野邸は、瓦屋根を葺き替えます。
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屋根を支える細長い木材を「垂木(たるき)」と言います。
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これをよく見ると、いろんな釘跡があり、
ここから屋根を葺き替えた回数がわかったり、
建築年の判断材料にもなったりします。
昔は「和釘」と言って、鍛冶屋さんが作った断面が四角の角釘を使っていました。
明治初期から「洋釘」と言って、断面が丸の丸釘が輸入されてきます。
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和釘があると、明治以前に建てられた可能性がでてきます。
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今回河野邸では、柱や梁には和釘が見られませんでしたが、垂木に和釘が残っていました!
有明高専 松岡先生の調査では、河野邸は幕末に建てられたのではと言われているので、
和釘はその根拠にもなりますね。
事務局 きたじま