午前中は武家屋敷「十時邸」の見学を行いました。

家主さんより昔の写真を見せていただきながら、
十時家の歴史や小さい頃の思い出をうかがいました。

この部屋は日当たりが良くて冬はひなたぼっこしていた、とか
いざという時に籠城できるようお庭には竹や梅、ミカンなど食料になる木が植えてある、とか。

建築の視点からは、
茅葺き屋根の形や増築された部分、
竹の欄間や長押の珍しい意匠について解説しました。

「十時邸」が建てられたのは18世紀後期、
ちょうど放送されている大河ドラマ「べらぼう」の時代で、
現存する柳川最古の武家屋敷となってしまいました。

よくぞ今まで残ってくれた!という感謝と、
これから残していく大変さ、
地域で残していく意義を感じる見学会でした。
事務局 きたじま